車を選ぶとき、ついつい「見た目」や「価格」ばかりに目が向きがちですが、毎日の運転を考えると「燃費」もとても大事なポイントです。
とくに軽自動車は通勤や買い物などで使用することが多いため、燃費の良し悪しがガソリン代に直結します。
今回は、スバルの軽スーパーハイトワゴン「シフォン」に注目し、どれくらい燃費が良いのかを詳しく解説します。
シフォンの燃費性能は?|実燃費とカタログ値をチェック
スバル・シフォンは、見た目の可愛さや使い勝手の良さが人気の軽自動車ですが、燃費性能の面でも注目されています。
ここでは、カタログに載っている数値だけでなく、実際に走ったときの実燃費や、その違いがどこから生まれるのかを見ていきましょう。
NAとターボで燃費はどう違う?
シフォンには、「NA(自然吸気)エンジン」と「ターボエンジン」の2タイプがあります。
どちらも排気量は660ccで、トランスミッションはCVT(無段変速機)が採用されています。
NAタイプは燃費の良さを重視する方に、ターボタイプは力強い走りを求める方に人気です。
カタログに記載されているWLTCモード燃費は、NAエンジン(2WD)で22.7km/L、ターボエンジン(2WD)で21.2km/Lとなっており、数字だけを見ると大きな差はないように見えます。
しかし、ターボエンジンは加速力が高い分、アクセルを踏み込む機会が増えることから、実際の燃費には違いが出やすくなります。
また、4WDになると車両重量が増えるため、NAでも21.4km/L、ターボでは19.6km/Lと少し燃費が落ちます。
雪道などの走行が多い地域では安心感がありますが、燃費重視なら2WDのNAがバランスの良い選択といえるでしょう。
実際のユーザー評価と走行シーン別の燃費傾向
カタログの数値と実際の走行での燃費には、やはり差が出ます。
実燃費の目安としては、NAエンジンの2WDモデルでおよそ22km/L前後、ターボエンジンでは14〜15km/Lあたりが多く報告されています。
高速道路や流れの良い郊外道路ではカタログ値に近い数字になることもありますが、信号の多い市街地や短距離の移動が中心の場合は燃費が伸びにくくなる傾向があります。
ユーザーの声では、「買い物中心の使い方でも燃費が20km/Lを超えている」という意見もあれば、「ターボ車だと思ったよりもガソリンを使う」といった感想も見られます。
こうした実際の声を見ていくと、シフォンはとくにNAエンジンのモデルが燃費の面で安定していることがわかります。
また、最近のシフォンはダイハツ・タントをベースにした車体設計となっており、軽量なプラットフォームが採用されています。
これにより、加速や登り坂でもエンジンに負担がかかりにくく、燃費性能の維持に役立っています。
毎日使う車だからこそ、「ちょっとした違い」がトータルの燃料代に大きく影響してきます。
無理なく経済的に使いたい方には、シフォンのNAモデルがおすすめです。
N-BOX・スペーシアとの燃費比較|カタログ値と実燃費の差
シフォンの燃費について詳しく見てきましたが、購入を検討するうえでは、ほかの人気車種と比べてどうなのかも気になりますよね。
ここでは、軽スーパーハイトワゴンの中でも特に人気の高いホンダ「N-BOX」とスズキ「スペーシア」の燃費性能を取り上げ、シフォンとの違いをわかりやすくご紹介します。
N-BOXとの違いは?|燃費だけじゃない比較ポイント
N-BOXは、広い室内と高い安全性が魅力のモデルで、軽自動車の中でも長く売れ続けている代表的な一台です。
現行モデルのカタログ燃費は、NAエンジン(2WD)で21.6km/L、ターボエンジン(2WD)で20.3km/Lとされています。
数値だけ見ると、シフォンのNA車(22.7km/L)やターボ車(21.2km/L)と比べて、わずかに低い印象です。
一方、実燃費については、「市街地では12~14km/L程度、高速道路では18km/L前後」といった声が多く、使い方によって差が出やすいようです。
とくに信号が多く、ストップ&ゴーの多い場面では、燃費が思ったほど伸びないという意見も見受けられます。
この背景には、N-BOXが室内の広さや装備の充実に力を入れているため、車両重量がやや重めになっていることが挙げられます。
その分、快適性や使い勝手の面では評価が高く、「多少燃費が落ちても広さや上質さを重視したい」という方に人気があります。
燃費重視ならシフォンに軍配が上がりますが、トータルの満足感ではN-BOXも負けていません。
スペーシアとの違いは?|ハイブリッドの効果をチェック
一方、スペーシアは「燃費の良さ」に特化したモデルとして知られています。
その理由のひとつが、全車にマイルドハイブリッドを採用していることです。
モーターがエンジンの動きをアシストすることで、低燃費を実現しています。
カタログに記載されている燃費は、2WDモデルで21.2〜22.2km/L、4WDで20.2km/Lとされており、シフォンのNA車とほぼ同等の数値です。
ただし、スペーシアにはターボエンジンの設定がないため、加速重視よりも燃費や静粛性を優先した構成になっています。
実燃費の面では、「街乗りで15〜17km/L、高速で19km/L前後」という口コミが多く見られ、カタログ値に近い実績を出している印象です。
マイルドハイブリッドの恩恵により、発進や加速時のエンジン負荷が減ることで、ガソリンの消費を抑えているのが特徴です。
スペーシアは車重が軽く、空気抵抗の少ないデザインも燃費に貢献しています。
このあたりは、シフォンと構造が似ているとはいえ、走り方やシステムの違いによって差が出る部分です。
とくに「ガソリン代をできるだけ抑えたい」と考えている方には、スペーシアも有力な選択肢になるでしょう。
燃費だけじゃない!シフォンと競合車の使いやすさを比較
燃費性能はたしかに大切なポイントですが、実際に車を使う毎日のことを考えると、「乗りやすさ」や「使い勝手」も見逃せません。
ここでは、シフォン・N-BOX・スペーシアの3車種について、日常生活の中でどれだけ便利に使えるかという視点から比較していきます。
室内の広さや快適性は?|毎日の使いやすさで選ぶ
まず注目したいのは、室内空間の広さと乗り降りのしやすさです。
N-BOXはクラス最大級の室内高を誇っており、大人が立ったまま着替えられるほどの高さを確保しています。
天井が高く開放感があるので、小さなお子さまがいる家庭や、背の高い荷物を積む機会が多い方にはとても便利です。
シフォンもまた広々とした空間が特徴ですが、特筆すべきは助手席側の「ミラクルオープンドア」です。
ドアの中央に柱(ピラー)がなく、助手席ドアとスライドドアの両方を開けると、大きな開口部が生まれます。
これにより、ベビーカーや大きな荷物の出し入れがスムーズにできるのは、他の車種にはない魅力です。
スペーシアもシートアレンジの自由度が高く、荷室をフラットにしたり、後部座席を倒してスペースを広げたりと柔軟な使い方ができます。
全体的な快適性ではN-BOX、実用性の高さではシフォン、荷物の積み下ろしに便利なアレンジ性ではスペーシアといった印象です。
装備や安全性能も意外と差が出るポイント
近年の軽自動車は、ただ燃費が良いだけでなく、安全装備も充実してきています。
たとえば、シフォンには「スマートアシスト」という先進運転支援システムが搭載されており、衝突回避支援や誤発進抑制、車線逸脱警報などが備わっています。
最近のモデルでは、電動パーキングブレーキやオートブレーキホールドといった便利な機能も追加されています。
N-BOXにも「ホンダセンシング」が標準装備されており、高速道路での追従走行や歩行者検知など、より高度な安全機能が備えられています。
高速や長距離をよく走る方にとっては安心材料になるでしょう。
スペーシアもスズキ独自の安全機能「スズキセーフティサポート」が用意されており、予防安全や駐車支援などの面で頼りになります。
また、燃費だけでなく、静粛性や操作性の高さも評価されています。
このように、燃費以外にもそれぞれの車に特徴があり、自分のライフスタイルに合った車を選ぶためには、装備や実用性にも目を向けることが大切です。
まとめ
今回は、スバル・シフォンの燃費性能を中心に、ホンダ・N-BOXやスズキ・スペーシアとの違いについて解説しました。
シフォンは、とくにNAモデルで燃費が安定しており、使い勝手も良いため、経済性と実用性を両立したい方におすすめです。
車選びは、燃費だけでなく、家族構成やライフスタイルに合ったポイントを総合的に見ることが大切です。
今回の内容が、皆さまの軽自動車選びの参考になれば幸いです。
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