キャンプやアウトドア需要が高まるなか、車中泊に適したSUVとして注目されているのがホンダ「WR-V」です。
コンパクトながらクラストップの荷室を備えたこのモデル、果たして車中泊はできるのでしょうか?
本記事では、実際にWR-Vで車中泊を体験した検証レポートをもとに、就寝スペースの作り方や段差・傾斜の解消方法、快眠グッズの活用法まで徹底解説していきます。
WR-Vでの車中泊を考えている方は、参考にしてみてください。
WR-Vは車中泊に向いている車なのか?
結論からいうと、ホンダWR-Vは工夫次第で快適な車中泊が可能です。
ここでは、WR-Vがなぜ車中泊に適しているのか、サイズや構造、他車種との比較を通して詳しく紹介していきます。
WR-Vの基本スペック|荷室容量と車体サイズをチェック
WR-Vは全長4,310mm・全幅1,790mm・全高1,650mmという扱いやすいボディサイズながら、荷室容量はクラストップレベルの458Lを誇ります。
2列目シートを倒せば奥行きは約1410mmまで広がり、助手席を前方にスライドすれば就寝に必要な200cm前後のスペースも確保可能です。
室内寸法も1955×1460×1280mmと十分な広さがあり、大人1〜2名の車中泊やソロキャンプにぴったり。
荷室開口部も高めに設計されているため、大きな荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
このスペックだけでも、WR-Vが「コンパクトながらしっかり使える」車であることがわかりますね。
ヴェゼルや他SUVとの違い|段差・全高・積載力の差は?
WR-Vとよく比較されるのが、同じホンダのSUV「ヴェゼル」です。
全長はヴェゼルの方が約15mm長い一方、WR-Vは全高が約70mm高く、車内の開放感や荷室の高さに優れています。
また、荷室容量はWR-Vが458Lと、ヴェゼルの404Lを大きく上回っており、アウトドアギアやキャンプ用品をたっぷり積み込むことが可能です。
4人分の荷物も余裕で収まる点は、車中泊における大きなアドバンテージでしょう。
一方で、WR-Vには荷室と後席に段差(約11〜12cm)があるため、フラットな床面が作りやすいヴェゼルと比べるとやや劣る面も。
ただし、マットやクッションで段差を埋めれば、WR-Vでも快適な寝床を作ることは十分に可能です。
WR-Vで車中泊する際の就寝スペースの確保方法
WR-Vは荷室が広く、工夫次第で大人が足を伸ばして寝られるスペースを確保できるSUVです。
ただし、2列目シートを倒しただけでは長さがやや足りず、完全なフルフラットにはなりません。
そのため、助手席をスライドさせる・隙間を埋める・段差を調整するといった工夫が必要になります。
ここでは、WR-Vで快適に眠るために知っておきたい「シートアレンジの手順」や「就寝スペースの拡張方法」、「寝る姿勢のポイント」について順を追って解説していきます。
基本のシートアレンジ手順
WR-Vで就寝スペースを確保するための基本ステップはとてもシンプルです。
まず、2列目シートの肩口にあるノブを引いて、背もたれを前方にパタンと倒します。
このとき、ヘッドレストが前列シートの背面に引っかかる場合があるため、事前に取り外しておくとスムーズです。
次に、助手席を最前端までスライドさせてスペースを拡張します。
これによって、後席〜荷室〜助手席前の空間がつながり、奥行き最大約200cmの就寝スペースが確保できます。
ただし、この状態では床に段差や隙間が残るため、隙間を埋める工夫が必要です。
助手席との隙間を埋めて長さを確保する
2列目シートを倒しても、後席と助手席の間には約40〜50cmの隙間が生じます。
このままでは大人が足を伸ばして寝るには長さが足りず、体勢も不安定になりがち。
そこで役立つのが収納ケースや踏み台、クッションなどを使った隙間埋めの工夫です。
たとえば、ホームセンターで購入できる折りたたみ式の踏み台の上にクッションを重ねると、床面の高さを簡単にそろえられます。
収納ケースを活用する場合は、フタを上にして使うと平らなベースが作りやすく、就寝中も安定感があるでしょう。
なかには、2Lの水のケース+トイレットペーパー18ロールというユニークな組み合わせで高さとクッション性を両立した例も。
身近なものを使って手軽に対処できるのが、WR-Vの魅力のひとつといえますね。
実際に寝るときの姿勢と配置のコツ
WR-Vで快適に眠るためには、寝る方向と姿勢の工夫がとても重要です。
後席を倒してできた就寝スペースは、助手席側がやや高く、荷室側が低くなる傾向があります。
そのため、頭を助手席側に向けることで傾斜が自然な枕のようになり、違和感を減らすことができるのです。
また、足元に荷物をまとめて置くことで冷気を防ぎ、頭側にはクッションや寝袋を多めに配置することで、安定感と断熱性が格段にアップ。
こうした細かい調整が、車中泊の質を大きく左右します。
車中泊を快適にするおすすめグッズ5選
WR-Vでの車中泊を快適に楽しむためには、段差の解消だけでなく、寝心地や防犯対策まで含めたトータルの準備が欠かせません。
特にSUVであるWR-Vは、完全なフラットスペースが確保しづらいため、マットレスやクッションによる寝床の調整、外からの視線を防ぐシェード類の装備が重要になります。
ここでは、実際の車中泊ユーザーが愛用しているおすすめグッズを5つに厳選してご紹介します。
厚手の車中泊マット
車内の床はフルフラットにならないため、後席背面の硬さや段差の影響をそのまま受けてしまうと、寝づらさや体の痛みにつながることも。
とくに腰や背中への負担を減らすには、ある程度のクッション性と厚みのあるマットが必要です。
おすすめは、厚さ5cm以上のインフレータブルマットや高反発ウレタンマット。
収納時はコンパクトにたためて、展開時にはしっかりと厚みが出るタイプが人気です。
ソロ車中泊なら1枚でも十分ですが、ペアで寝る場合やさらに快適さを求めるなら、セミダブル以上のサイズや連結できるタイプを選ぶのもよいでしょう。
銀マット
WR-Vで車中泊をする際、段差を和らげる補助アイテムとして最も手軽に使えるのが銀マットです。
荷室と後席の間に生じる約11〜12cmの段差をそのままにして寝ると、腰や背中に大きな負担がかかってしまいます。
そこで、厚手マットの下に銀マットを敷くことで段差の吸収力がアップし、より快適な寝床が完成。
さらに銀マットは、地面から伝わる冷気を遮断する断熱効果にも優れており、季節を問わず役立ちます。
とくに冬場や夜間は車内の温度が急激に下がるため、銀マットがあるだけで体感温度が大きく変わることも。
夏場でも地熱を遮ることで、寝苦しさの軽減につながります。
価格も手ごろで、ホームセンターやアウトドア用品店で簡単に入手できるので、コスパ重視の車中泊初心者にもおすすめの一枚です。
クッションやブランケット
WR-Vの車中泊では、厚手マットや銀マットだけではカバーしきれないちょっとした段差や隙間が気になることもあります。
そうした細かな凹凸を調整するのに便利なのが、クッションやブランケットといった柔軟性のあるアイテムです。
たとえば、助手席との間に生じる数十cmの隙間には、丸めたブランケットや折りたたみクッションを差し込むことで高さを調整できます。
また、足元や腰回りに少しだけ高さを足したいときにも、厚みの異なるクッションを複数用意しておくと便利です。
ブランケットは、体温調節や防寒対策としても活躍します。
特に春や秋など気温差の大きい季節は、1枚あるだけで快適さが大幅にアップ。
かさばらず、自在に使えるクッションやブランケットは、ぜひ取り入れたいアイテムです。
シェード・カーテン
WR-Vで車中泊をする際、忘れてはならないのが車内のプライバシー保護と防犯対策です。
とくにサービスエリアや道の駅など人の出入りが多い場所では、外から車内が丸見えの状態では安心して眠れません。
そこで役立つのが、専用のシェードや自作のカーテンです。
市販の車種専用シェードを使えば、窓にぴったりフィットして光や視線をシャットアウトしてくれます。
断熱・遮光素材のものを選べば、夏の直射日光による暑さや、冬の冷気の侵入も防げるので、車内環境の快適性も格段に向上しますよ。
また、自作のカーテンを突っ張り棒で設置する方法も人気です。
とくに運転席と後部座席の間に仕切りをつけると、外から車中泊していることがわかりづらくなり、防犯対策としても有効ですね。
さらに遮光カーテンを使えば、早朝の日差しで目が覚める心配もありません。
しっかりと暗さを保てる環境を整えることで、より深い睡眠が得られるようになります。
安心感と快適性を同時に叶えるシェード・カーテンは、車中泊の必需品といっても過言ではありません。
踏み台や収納ボックスで床面を補強・活用
WR-Vでの車中泊では、2列目シートを倒した際に助手席とのあいだにできる大きな隙間や、荷室との段差が快適な就寝を妨げる要因になります。
そんなときに役立つのが、折りたたみ式の踏み台や収納ボックスといったアイテムです。
特に人気なのが、ホームセンターや100円ショップで手に入る折りたたみ踏み台。
この上にクッションや銀マットを重ねることで、床面の高さをかんたんに調整できます。
軽くて持ち運びやすく、収納時にもかさばらないのが魅力です。
また、フタ付きの収納ボックスは就寝時に隙間を埋める台として使えるうえ、荷物の整理にも活用できる一石二鳥のアイテム。
踏み台や収納ボックスを活用して、床面を安定させるとともに、就寝環境をしっかり整えておきましょう。
まとめ|WR-Vは工夫次第で快適な車中泊ができる!
WR-Vはコンパクトながら荷室が広く、段差や隙間の工夫さえすれば快適な車中泊が可能です。
マットレスや銀マット、収納ボックスなどを活用することで、寝心地も安全性も大きく向上します。
初めての車中泊にもぴったりの一台なので、自分に合ったアレンジを見つけて快適な車中泊を楽しみましょう。
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