日頃から、災害が発生した際に備えておくことが重要なのはいうまでもありません。
特に、自家用車は移動手段や避難生活の支えとして大きな役割を果たします。
しかし、どんな車でも災害時に活躍するとは限りません。
いざという時に本当に頼れる車を選ぶためには、災害時に求められる特徴を知っておく必要があります。
この記事では、災害時に活躍する車の特徴と選び方やおすすめの車種について詳しくご紹介します。
家族の安全を守るための車選びに役立ててください。
災害時に頼れる車の特徴とは
災害時に活躍する車には、いくつか満たすべき性能や機能があります。
どんな車を選べば災害時に安心して使えるのか、具体的な特徴を見ていきましょう。
1. 悪路でも安心な「高い走破力」を持つ車
災害が発生すると、道路が冠水したり、倒木や土砂崩れで荒れたりすることがあります。
このような状況でもスムーズに走行できるのが「高い走破性」を持つ車です。
特に、四輪駆動(4WD)やオールテレーンタイヤを装備した車は、悪路でもしっかりとしたグリップ力を発揮します。
また、車高も重要なポイントです。
車高が低い車では、冠水した道路や障害物を乗り越えるのが難しくなります。
しかし、SUVやピックアップトラックのような車高が高い車であれば、比較的安定して走りやすいです。
特に、地震や台風後の避難時に重宝する特性でしょう。
2. 大容量の荷物を積み込める車
災害時には、非常食や飲料水、毛布などの物資を運ぶ必要があります。
そのため、大容量の荷室を持つ車が便利です。
例えば、後部座席を倒してフラットにできる車であれば、さらに広いスペースを確保できます。
また、避難所が満員で使えない場合、車内を簡易的な寝床として活用できることもポイントです。
3. 快適に生活できる車
避難生活に備えて、快適な居住性も見逃せません。
座席がリクライニングできたりエアコンの性能が高かったりする車なら、避難生活でのストレス軽減に役立ちます。
特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、快適性が家族の健康を守るうえで非常に重要です。
4. 電源供給能力(V2H)を持つ車
災害時には停電が発生することが珍しくありません。
そんな中、車が外部に電力を供給できる機能を持っていると大きな助けになります。
たとえば、プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)のなかには、車内のバッテリーで家庭の電化製品を動かしたり、スマートフォンを充電したりできるものがあります。
特に、災害時は数日間にわたる停電が続く可能性が高いです。
そんなときに電源供給能力を持つ車があれば、生活の質を大きく向上させられます。
5. 燃費性能が良い車
災害時は、ガソリンスタンドが営業していなかったり、長い距離の移動が必要になったりする可能性が高いです。
そのため、一度の給油や充電で長距離を走行できる車が望ましいです。
燃費性能が高い車や、航続距離が長い電気自動車なら、こうした非常時でも安心して使えます。
ガソリン車の場合はタンク容量が大きい車、電気自動車は充電ステーションが少ない地域でも安心して使えるモデルを選ぶと安心でしょう。
6. 耐久性が高い車
災害時には通常以上の負荷がかかる場面が多いです。
そのため、頑丈なボディ構造を持つ車や、過酷な環境下でもトラブルが起きにくい車を選ぶことが大切です。
信頼性の高いメーカーやモデルなら、非常時の予測不可能な状況でも安心感を与えてくれるでしょう。
災害時に活躍するおすすめ車5選
ここでは、災害時に頼れる車種を5台ご紹介します。
それぞれの車種が持つ特徴や強みを詳しく解説しますので、自分のライフスタイルに合った車を見つける参考にしてください。
1. スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは、小型ながらも圧倒的な走破性を誇る軽自動車です。
最大の魅力は、四輪駆動(4WD)とラダーフレーム構造により、悪路や急勾配でも安定した走行ができる点です。
災害時に多い土砂崩れやぬかるみの中でも、ジムニーなら力強く前進できます。
また、ジムニーは軽自動車の中でも取り回しがよく、狭い道路や住宅街でもスムーズに移動できるのが特徴です。
さらに、シンプルで頑丈なエンジン構造なので、メンテナンス性にも優れています。
普段使いではコンパクトなサイズが便利でありながら、災害時に本領を発揮する一台ともいえます。
緊急時に対応できる軽自動車をお探しの方には、ジムニーが非常におすすめです。
2. 三菱 アウトランダーPHEV
三菱 アウトランダーPHEVは、災害時に非常に頼れるプラグインハイブリッドSUVです。
最大の特長は、電源供給機能(V2H)を搭載している点です。
停電時には車から家電製品に電力を供給できるので、災害時の生活の質を大幅に向上させられます。
また、アウトランダーPHEVは、四輪駆動(4WD)システムにより高い走破性を備えています。
広い荷室スペースと快適な車内環境が整っているので、避難所が利用できない際の仮眠スペースとしても最適です。
さらに、ハイブリッド車ならではの静音性と燃費性能も、非常時には大きな利点となるでしょう。
日常使いと非常時の両方をカバーできる万能な一台です。
3. トヨタ ランドクルーザー
「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というキャッチコピーで知られるトヨタ ランドクルーザーは、災害時に最も信頼される車種の一つです。
その圧倒的な走破性と耐久性は、世界中の過酷な環境で評価されています。
高い車高と頑丈なボディにより、冠水した道路や瓦礫の多い場所でも安全に走行できます。
さらに、ランドクルーザーは大型SUVならではの広い荷室を備えており、大量の物資を運ぶのも可能です。
また、燃料タンクの容量が大きいため、一度の給油で長距離移動ができます。
多人数での避難や、長期間の使用を想定している方には非常におすすめです。
4. 日産 リーフ
日産 リーフは、災害時に大きな力を発揮する電気自動車です。
最大の特徴は、その大容量バッテリーを活かして家電製品への電力供給が可能な点です。
停電時には、冷蔵庫やテレビといった家電も数日間動かせるので、災害時の生活を大きく支えるでしょう。
さらに、電気自動車ならではの静音性の高さにより、車中泊でも快適に過ごせます。
また、航続距離も大幅に向上しており、非常時の移動手段としてもおすすめです。
特に都市部で生活している方や、災害時の停電対策を重視する方におすすめです。
5. トヨタ ハイラックス
トヨタ ハイラックスは、頑丈さと積載能力の高さで知られるピックアップトラックです。
災害時には、大量の物資を運ぶための頼れる相棒となります。
特に、オフロード性能に優れており、崩れた道路や未舗装路でも力強く走行できる点が魅力です。
また、耐久性に優れているため、長期間にわたる過酷な環境下でも性能を発揮します。
さらに、広い荷台スペースは避難物資やキャンプ道具を積むのに最適です。
緊急時の拠点としても活用可能なので、普段はアウトドアやレジャーに使用しながら災害時にも備えられる一台として、非常に高い評価を得ています。
災害に備えた車選びで気を付けたいポイント
災害時に備えて車を選ぶ際には、単に性能や特徴だけを比較するだけでは不十分です。
日常生活や非常時における実際の使い勝手を考慮し、自分や家族にとって最適な一台を見つけることが重要です。
ここでは、災害に強い車を選ぶ際に意識したいポイントを解説します。
自分の生活環境や家族構成に合った車種を選ぶ
車を選ぶ際には、災害が起きた場合を想定し、自分の生活環境や家族構成に合った車種を選びましょう。
たとえば、山間部や河川の近くに住んでいる場合は、道路が崩れたり冠水したりすることを考慮しなければなりません。
そのため、高い走破性や車高のあるSUVや四輪駆動車が適しています。
一方、都市部ではコンパクトで取り回しの良い車が重宝されます。
そのため、燃費性能が高く電源供給が可能なハイブリッド車や電気自動車が選択肢に入るでしょう。
また、家族の人数やライフスタイルも考慮すると良いでしょう。
例えば、大人数の家族なら広い荷室や、快適な座席配置が重要になります。
一方で、少人数の場合は経済性と災害時の機能性を兼ね備えた車種がおすすめです。
このように、自分の生活環境やニーズに合った車種を見極めることが、災害時の備えとして非常に重要です。
日常生活とのバランスを考える
災害時に特化した車を選ぶと、日常生活での使い勝手が犠牲になることもあります。
そのため、非常時だけでなく日常的に無理なく活用できる車を選ぶことが理想的です。
たとえば、燃費性能が低い大型SUVを選ぶと、普段の維持費が高くなる可能性があります。
逆に、燃費性能に優れたコンパクトカーやハイブリッド車であれば、日常の経済性を確保しながら非常時にも対応できるケースが多いです。
また、駐車スペースについても考慮しましょう。
都心部では駐車場が狭い場合も多いため、大型車を選ぶと駐車が困難になる可能性があります。
こうした点を踏まえ、普段の生活と非常時のバランスを取れる車を選ぶことが、満足度の高いカーライフにつながります。
まとめ
今回は、災害時に活躍する車の特徴やおすすめ車種、選ぶ際のポイントを詳しく解説してきました。
災害時には、高い走破性や車高、大容量の荷室、電源供給能力など、特殊な性能が求められることが多いです。
ただし、車は日常的に使用するため、普段使いのしやすさも考慮して選ぶ必要があります。
災害は予測が難しく、いつ自分や家族に影響を及ぼすか分かりません。
しかし、事前に車選びや準備をしっかりとしておけば、いざという時に慌てることなく対応できます。
今回の内容を参考に、災害時にも日常生活にも役立つ一台を見つけてください。
この記事が、皆さんの安全で安心なカーライフの一助となれば幸いです。
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