中古車を探しているときによく目にする「未使用車」の文字。
未使用車って何?新車や中古車とどう違うの?
未使用車ってなんで安いの?
そんな気になる疑問や車を購入する前に押さえておきたい未使用車のメリット&デメリットを解説いたします!
目次
- 未使用車って何?新車や中古車との違いは?
- メリット
- 納車が早い
- 新車に比べて価格が安い
- 状態が良い
- 保証があるので安心
- 未使用車のデメリット
- 新車に比べて選択の幅が狭い
- 一点ものが多い
- 車検の有効期間が短い
- ワンオーナーではなくなる
- 未使用車なら本当に安くなるの?
- 未使用車はいつどこで買える?
- 試乗車や展示車は未使用車に含まれる?
- よくある質問
未使用車って何?新車や中古車との違いは?
未使用車とは正式には「登録(届出)済未使用車」といいます。
その定義は、初度登録されていて、一般の走行に供されていない車です。
未使用車はかつて「新古車」とも呼ばれていましたが、新車と勘違いされてしまうリスクがあるため禁止になりました。
(不当表示の禁止 規約第14条-(3) 特に新しいという印象を与えるため、「準新車」、「旧型新車」、「新粧車」、「新古車」等、中古自動車でないかのように誤認される恐れのある表示)
一般的には「新古車」と呼ばれることが多いですが、この記事内では「未使用車」の表記で統一します。
メリット
納車が早い
新車だと契約から製造するため、納車まで1ヵ月~6ヵ月以上掛かります。人気の車種であればそれ以上に掛かることもあります。昨今の半導体不足の影響もあり、納期は非常に長くなっています…。
しかし未使用車は現物が出来上がっているので、軽自動車だと最短3日間~1週間、普通車で2~3週間で納車することができます。ちなみに中古車でもすぐ納車可能なものもありますが、状態によっては修理や整備、車検が必要な場合もあるので納期が延びます。急ぎで車の乗り換えが必要な方や、すぐに乗りたい方は未使用車がおすすめです。
新車に比べて価格が安い
未使用車の1番のメリットはやはり価格です。ほとんど新車に近い状態で、お得に購入することができます。軽自動車で比較すると、新車本体価格よりも安くなっていることもあります。色や在庫によっては、それ以上にお安くなっているものもあります。「安い車が欲しいけど、中古車は避けたい」という方におすすめです。
状態が良い
新車生産後、中古車のように誰かが所有したものではないので状態としては、ほとんど新車に近いです。中古車だと以前の所有者がどこまで整備しているか不明であったり、ボディの傷、車内のにおいやシートの汚れもある場合もあります。その点が気になる方は未使用車だと安心です。
保証があるので安心
ディーラーで購入した際の新車メーカー保証と同等保証が、販売店で自社保証としてついていることが多く、中古車のように年数が過ぎている分、保証がなかったり追加料金を払う必要がありません。また、近くのディーラーで同じく保証を受けたい場合は「保証継承」という手続きをすることで、全国のディーラーで保証を受けることができます。
メリットのまとめ
- すぐに乗れる
(軽未使用車なら最短3日で納車可能!)
- コンディションが良い
- 新車に比べて安い
- 保証があるので安心
未使用車のデメリット
ここまでの説明だと、未使用車にはメリットしかない!!と
思いがちですが、もちろんデメリットもあります。
新車に比べて選択の幅が狭い
新車のようにグレードや色を選んでから生産するのではなく、出来上がった車の中から欲しい車種を探すことになるため、どうしても妥協する点が出てくる可能性があります。
特に生産時にしか付けられないメーカーオプションは希望通りのものが付いた車を探すのは難しいです。希望通りの車を見つける方法としては、在庫数が多い未使用車専門店で探すことが1番でしょう。ディーラーや中古車専門店の場合、仕入れている在庫も限られてしまいます。
一点ものが多い
未使用車は1台限りのものも少なくありません。気に入る車が見つかった場合、次にいつ未使用車として出てくるか分からないので、タイミングを早めて購入する方も多いでしょう。
車検の有効期間が短い
通常初回車検は3年後(商業車等は省く)ですが未使用車の場合、一度名義登録しているため少し車検期間が短くなっています。目安としては在庫によりますが1ヵ月しか新車と変わらないものもあれば、1年以上短くなっているものもあります。
それでも未使用車の方がお得になります。その理由としては、初回車検が法定費用を含めて約5万円だったとします。約5万円を3年間で割った場合、1年に約1.6万円のコストになります。つまり、車検が1年短くなっている未使用車でも本体価格の値下がり幅の方が大きいので、未使用車がお得になります。
ワンオーナーではなくなる
新車はワンオーナーになりますが、未使用車は一度名義登録されているためワンオーナーではありません。これがどんな時に影響するかと言うと、車を売るときの査定金額に関係することがあります。ワンオーナーは、1人のオーナーが車購入から手放すまで所有し続けていたということになるため、安心というアピールをすることができます。
しかし、ワンオーナーでも油脂類やの交換やメンテナンス不足であれば意味がありません。
長く乗る可能性がある場合は、あまり影響はないと言えるでしょう。
デメリットのまとめ
- メーカーオプションやボディカラーに制限がある
- 人気の車はすぐに売り切れてしまう
- 初回車検の有効期間が新車に比べて短い
- ワンオーナー車ではなくなる
(車を売るときの査定金額に影響することも)
未使用車なら本当に安くなるの?
未使用車は安く購入できるというイメージがありますが、それは本当でしょうか?
結論からすると、車に希望する装備や維持の仕方によって左右されます。
たとえば、走行距離が短くても保証や車検までの期間も短くなると、新車の方がトータルでお得なこともあるでしょう。
またオプションには新車時にしか装着できないものがあります。社外品で購入できるもので満足できる方ならそれほど問題ないかもしれません。
しかし安全装備や快適装備で、メーカーオプションのみで装着可能なものは考慮が必要です。装備によっては新車購入の方がよいケースもあるでしょう。
未使用車はいつどこで買える?
では、こんなにメリットがある未使用車をお得に購入するには?
未使用車専門店 古城モータースでは、常時800台の在庫を取り揃えているのでお客様にぴったりのお車をいつでもお選び頂くことができます!
また、新型車種もいち早く未使用車として仕入れをすることができるので、最新機能が搭載されたお車を購入することができます。
富山県のお客様はもちろんのこと石川県のお客様にもお得に購入いただけるよう、石川県白山市に店舗もオープンしました。
試乗車や展示車は未使用車に含まれる?
未使用車といえば、よくイメージされるのが試乗車や展示車です。
これは未使用車に含まれるのか?いずれも新車よりもお得に購入できるケースが多いですが、それぞれ違う点があります。
展示車はディーラーの店内に展示されている車です。室内や外装を見てもらうために展示されているため、グレードが高くオプションも装備されていることが多いです。そのため、試乗車よりも外装のダメージや走行距離は少ないです。
試乗車はその名の通り、ディーラーで購入を検討されているお客様が道路を実際に走るための車です。アクセル・ブレーキの踏み具合や走行性などを確かめるために走行するため、小傷や内装の汚れが付きやすく距離も少し伸びてしまいます。その分、未使用車よりも価格が下がりやすいですが、市場に出回る台数は少ないです。
未使用車は、試乗車や展示車のように不特定多数の人が触ることが比較的少ないので一番新車に近い状態になります。移動のみのため走行距離も短い車両が多いです。
それぞれの特徴がありますが、まとめて未使用車として販売されていることもあるので、走行距離や年数、外装を確認して購入することをおすすめします。
よくある質問
Q1、登録済み未使用車とは?
A1、登録済(届出済)未使用車とは初度登録されていて一般の運行に供されていない車のことです。登録されているので、中古車という扱いになります。
Q2、未使用車にはどんなメリットがある?
A2、新車より納車が早くなるので、希望する車にすぐに乗り換えたい方や車検などで予定が決まっている方にもおすすめです。
Q3、未使用車と中古車だと買った後の維持費はどうなんだろう??
A3、こちらが分かりやすいと思います↓↓
最後に
新車を買うにしても軽届出済未使用車買うにしても中古車を買うにしても、自動車を選ぶうえで一番重要な事はもちろん自分が一番気に入った車を買う事だと思います。しかしその選択肢の中にトータルで自動車にかかる維持費も考えたいものです。5年や10年選んだ車に乗るとしたら、いくらかかるのだろう?乗り換えるときのことも考えて長いスパンでの試算もしておくと良いでしょう!
みなさんのカーライフが良いものとなりますように♪